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素肌を愛撫され、翻弄される少女|美少女エルフ、触手陵辱[09]
洞窟の湿気よりも粘つく粘液は不快感の塊だ。
リリィはなんとか逃れるようと身をよじり、抵抗を続ける。
が、その抵抗は体力だけを奪うだけでなく。
触手に別の刺激を与えたようだ。
「っ!?」
するっ、と1本の触手が、自身の粘つく液体を滑るように衣服の内側に入り込んだ。
「あひっ!?」
服の上からとは違う、弾力のある鞭が肌を滑る。
衣服とリリィの肌に挟まれて、鞭が出口を探すように蠢いた。
「ひっ!? あひっ!?」
手足の拘束とは異なり、腹の上を直に這い回る太い鞭の動きに、リリィはすっとんきょうな声を上げる。
服の下に入り込んだ触手のうごめきは、怖気よりもくすぐったいイタズラを受けているようだ。
ぬるっ ぬるっ
布とリリィの肌に挟まれて窮屈なトンネルを這っていた触手だったが、その圧迫が解放されるのもあっという間だった。
キラリ、と何かが光った。
ついで――
ビッ
「っ!?」
何かが裂けるような音。
それはとまらず――
ビリリッ
「ひぃっ!?」
すでにびしょびしょに濡れて服としての役割は危うかったものの、リリィをまだ文明人たらしめていた衣服はあっさりとお役御免となった。
肌にはりついていたわずかな布地も、引っ張られ、さらに引き裂かれて床に落ちる。
「ひゃあっ!?」
素肌を風にさらされた感覚に、リリィは戸惑う。
だが、素肌がさらされることに羞恥心を覚えたのも最初だけだった。
「――っ」
触手の先に、小さな針のようなものが光っている。
獲物を麻痺させるためなのか、攻撃するためか――。
今は衣服しか攻撃されていないが、怪物は自分を傷つけることもできるのだ。
リリィの身体を駆け巡った感情――それは、明快な「恐怖」だった。
(……あんなので刺されたら……っ やだぁ……っ)
身体をちぢこませる華奢な少女。
だが、リリィの恐怖感は長続きしなかった。
つぎの瞬間には、触手が無遠慮に身体中を撫で回し、それどころではなくなっていたのだ。
「ん、んんんっ!?」
恐怖を打ち消すように、むずがゆい感覚が少女を襲う。
命の恐怖で一瞬弛緩した身体が、今度はあまがゆい感覚に緊張し、のびた。
「く、くすぐったっ」
リリィの肌と衣服のせまいトンネルから解放されたのを喜ぶように、触手はさっきよりも無遠慮に腹や腰を撫でまわしてくる。
ねばつく粘液に濡れた触手は、少女の肌の上をすべり、うねうねと蠢いては肌を撫で回した。
おぞましい怪物に弄ばれているというのに、無邪気な戯れは、くすぐったいような、むずがゆい感覚を引き起こさせる。
「んひっ!?」
腰のくびれに手をまわすように這ってくる触手に、リリィは身体をひねった。
脇腹はとくに弱いのだ。
「ひゃっ!? んんんんっ」
痛いわけではない。
が、ぞくぞくと背中を嫌悪感とはまた違う痒さがリリィの腰から背中をつたって走り抜け、リリィを責めた。
「あふっ あふっ」
触手は子どものように無邪気にリリィの身体を跳ね回り、つたい、リリィをくすぐってもてあそぶ。
小動物にじゃれつかれるような感覚に、リリィは拘束されていることも忘れて気をゆるませた。
暴れ回ったからか、貧血のように頭がぼーっとしてくる。
触手のあたえる感覚は脳みそにあまくまろやかな刺激を与え、触手の針も忘れかけてリリィは身体をゆるませた。
「っ、あんっ」
恐怖や嫌悪感とは違う、むずがゆい快感が肉体の奥に芽生え始めたことを、リリィ本人だけはまだ知らなかった。
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