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洞窟の奥でエルフの少女が見たもの

まだ惨劇を知らないエルフに迫る危機|美少女エルフ、触手陵辱[05]


 

ずるっ
ずるっ
ずるっ

何かを引きずるような音がする。

ぴちょんっ
ぴちょんっ
ぴちょんっ

そして、規則的な水音。

(……あれ、わたし、どうしたんだっけ……)

少女が目を開くと、頭上に星空が広がっていた。

(うわっ! きれい……!)

脳天気にその美しさに感動したあと。

(わたし、洞窟に入ったはずじゃ……)

さしものおっとりエルフのリリィも、自分の置かれた状況に困惑する。

(……?)

身体はなぜか思うように動かない。
もともと寝起きのいいほうではないが、起きているのに金縛りにあったような鈍い感覚が身体を支配している。

(……??)

顔を可能な限り顔を横に向け、ここが何処なのか探る。
星明かりにわずかに照らされた洞窟内の壁。湿った反射したしずくが見えた。

(ここ、まだ洞窟の中なの……?)

何かに足をとられて穴を落ちたことを思い出し、少女はガッカリした。

だが、星空が見える空間に出たとなれば、助かる道はあるかもしれない。
朝を待てば太陽が昇る。どこか出られるところが見つかるかもしれないのだ。

(よじ登れるような壁があるといいんだけど……)

だが、そんな期待はすぐに否定された。
目をこらすと、星空が微妙に蠢いているではないか。

「う……っ」

天が回転して星が動いているのではない。
もぞり、もぞりと、星の明かりひとつひとつが蠢動しているのだ。
これは、星空ではない。
それで、リリィもソレが何かわかった。

――発光虫。

天井にはりついた無数の虫たちが発光し、星空のように見えているのだ。

無数の光る虫だと考えると興ざめだが、真っ暗闇に放り出されるよりマシだったと思うしかない。
朝になってもよじ登って外に出ることはできないが。

(どうしよう……)

意識はハッキリしてきたのに、身体が思うように動かない。
岩肌むき出しの洞窟にはあるまじき、何か弾力のあるものが周囲を包み込んでいるらしく、落下の衝撃でケガをした様子もないのだが。

この床は――異様で、気持ちが悪い。

ずるっ
ずるっ
ずるっ

(……まただ)

リリィは意識が覚醒するときにきいた、その音を思い出した。
何かを引きずるような音。

そして。

シューーーッ

蛇の威嚇のような、するどい空気の音。
それをリリィが聞いたときから二度目の眠りにおちるのに、数秒もかからなかった。

 

[挿絵] 素材制作:サークルT.O.P.

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