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自慰を咎められた奴隷少女、はじめての怯え|ダークエルフ、愛玩性奴隷調教[55]
「淫乱ナエルフニピッタリダナ」
自慰をしないようにと手枷がはめられ、少女は宙づりにされる。
「ご、ご主人様……」
無抵抗に吊され、少女は細い声を上げた。
今まで性的奉仕以外の暴力は無かっただけに、ケツを叩かれ、お仕置きされたのは怖かった。
このうえ、まだ何かされるのかと、ビクビクと主人の様子を見る。
「マサカ、尻を叩かれたくらいでお仕置きが終わったと思って居たのか?」
「……ぅっ」
オークにニンマリと嗤われ、恐怖で少女の顔がこわばった。
相手は、何人も片手でひねり殺した巨大な化け物だ。
オークがその気になれば、少女などひとたまりもない。
これまで死ぬほどメスを嬲っているところは見たことがないが、だからといって、奴隷を壊すくらいわけないだろう。
――黒不浄の奴隷なら、何をやってもいいだろう。
少女が記憶の底に沈めていた忌まわしい記憶が、ふっと浮かび上がった。
背中を、凍りそうになるような怖気が走る――それは、これまで受けた暴力の記憶だ。
――この汚れた畜生め。
自分を取り囲むニンゲン達の記憶。
何もしていないのに、乱暴に縛られて吊され、そして――
「ぁ……ご、ごめん、なさ……っ! ……ゆる……ひて……っ!」
最初に犯されそうになったときも平然としていた少女が、小動物のようにブルブルと震え出す。
それは、いつも諦めたような無表情の少女には珍しい反応だった。
「アン? ォイ……ミュゲット?」
軽く鎖に触れられただけだというのに、少女が飛び上がって離れようとする。
が、鎖で縛られた少女の肢体が逃げられるはずもなく――
「……ヒッ! イヤァアアアアアッ!」
常は無表情で通していた少女のかわいらしい顔が、恐怖で引きつり、涙で濡れていく。
そのうえ、メチャクチャに暴れる少女を、オークが困ったように押さえつけた。
「オイ……オチツケ……」
「やっ! イヤッ! イヤァアアアアアアーーーーーーッ!」
メチャクチャにオークの腕に爪をたてて、少女がはじめて渾身の力で暴れ出した。
そのせいで、首輪から垂れた鎖があらぬ方向に飛び、少女の肌を叩く。
つないでいるのはペット用に装飾された細いチェーンだったが、それでも飛んで身体に当たれば鞭と同じだ。
少女の肌にできたひっかき傷から血が滲みだしたのを見て取り、オークが暴れる鎖を慌てて押さつけた。
「ミュゲット……ヤメロ……ワカッタ、モウシネェから……傷がツイチマウ……」
「や! イヤッ! ヤメテェエエエエエッ! やだぁああああーーーーーーっ!」
「オイ――」
どのくらい暴れていただろうか――
少女が気がつくと――いつもはイヤらしい笑みを浮かべているモンスターが、少し戸惑ったように自分の顔をのぞき込んでいた。
冷たい――夜の湖のような瞳だ。
その目は、粗暴な化け物にしては落ち着いていて――化け物なのに、と少女は変に思った――今は、少し悲しそうだった。
[挿絵] 素材制作:サークルT.O.P.
[挿絵] 素材制作:サークル汚素材屋
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